決して外では酔わないように務める

おれはお酒を飲むのが好きだ。

できるなら、酒豪のように、どれだけ飲んでも平気であっていたい。

なぜなら、お酒を飲んでいるときに限って体験できた様々な記憶があるからだ。

新しいことを体験し、新しい発想が芽生え、未来を想像し、希望に満ち溢れたことがある。

つまり、お酒を飲んでいれば、大半が楽しいということだ。最高だと思ったことが何度もある。

しかし、お酒を飲む機会を重ねることで、お酒を飲める量が増えてきた反面、

酔っ払ったときの言動や、行動に、自分でとても嫌気が指してきている。

おそらく、酔っ払い始めてからの言動は、その直前のおれと比べると、

ひどく、勝手で、非常識で、攻撃的だ。

わからないし、特に聞いてもいないが、誰かを傷つけている気さえする。

おれはお酒を飲むことで、いつもより、会話が増え、頭が冴え渡り、たくさんのアイディアが生まれてくる。

ここまでは、いい。

しかし、酔っ払うと、その会話が、ひどく攻撃的で、下品になり、

頭はさっきまでの冴えがどこにいったのか、むちゃくちゃな理論で考えるようになっている。

そして、その状況が外で発生したとき、まるで、世界に自分だけがいないと思うような、

非常識な行動を取る傾向がある。つまり、まったく自分をコントロールできなくなるということだ。

...

いま、おれは、これからの自分の人生の舵取りを、これからどこに進むのかを考えている。

コントロールできない自分をそのままにしていいのか?

この状況に陥ったとき、誰が、どうやって、制御するのか?

チャンスの場面に遭遇したとき、本気でいられるのか?

今後を見据えると、酔っ払うことが障害になるときが必ず来る。それもたくさん来る。

だから、おれは、今後、決して、外では酔わないように務める。

友よ、これから外でおれと一緒に飲むときに、おれがコーラを頼んでも、決して、おれを責めないでほしい。